去年の夏は造形大のスクーリングに開店準備に雑誌の編集に、追われまくっていて記憶がないくらいでしたが、「毛糸屋だし来年から夏はきっと暇だろう」なんて予想をしていました。なぜでしょうか。結局今年も慌ただしい夏を過ごしています。
先ほどWALNUTブログなどでお知らせしたとおり、京都のお店と、会社ごと移転することになりました。たったの1年で移転するとは。移転といっても、だいぶ近所なので通勤にもお客様にもあまり差し障りがない感じです。今のところ、8号リリースの準備をしながら秋の仕入れと移転の準備、そして秋の企画の準備にと追われています。
本当は東海岸のウールウェスティバルに行く予定にしていましたが、さすがに私たち死んじゃう、ということで諦めました。来年行けたらいいなー。
でも札幌には行きます!なぜ札幌かといえば、北海道に行きたいから。本当にそれだけの理由です。ニットカフェもほぼ埋まり、残席1。もしこれを読んでいて迷っている方がいたら、もう是非。お会いしたいです。
今年から色々な地域に出かけていこうという計画だったので、次は福岡とか仙台とか行きたいな。
さて、この1ヶ月かなり必死で編んでいたカーディガンは出来上がったのに、まだお見せできません。靴下とショールはその合間に編んでいました。それで今日は、私の道具を紹介します。
編みものの仕事で東京や海外との移動が増え、道具を持ち歩く機会も増えました。なんせこれが商売道具なので(そして雑誌はいつも持ち歩くのを忘れる)、とても大事にしています。今持ち歩き用ポーチに入っているのはこんな感じです。
大体持っているのはステッチマーカー、綴じ針、メジャー(必須)、ニードルゲージ、編み出し糸など。
ニードルゲージは一時期WALNUTでも扱っていたもの。今は在庫2点。また仕入れようかなと思っています。ロボットの形と色が気に入っています。
メジャーは先日ポートランドのレザーメーカー、WILLで購入。センチとインチが載っているメジャーを作るのは、日本では違法だって知っていました?戦後できた法律らしく、私も最近教えてもらって、バカらしくてびっくりしました。もちろん、インチは撲滅したいですよ。でもできないんだから、メジャーにも目盛りが必要です。日本ではインチ入りが滅多に売っていないので(違法だそうですからね)、アメリカで見つけて嬉しくなりました。
左上のポーチは、メジャーを買ったときに頂いたもの。大きさがちょうどいいので使っています。
ケース的なものの紹介。そう、気がついたらステッチマーカーのケースが3つも。
Toltで買ったステッチマーカーの缶、正直必要ない(中身は2種類買って、トクコさんと山分け)。ドングリに十分入りますからね。なんとなく惰性で持ち歩いてます。普段は結構ドングリを使っています。理由は片手で開けやすいから。ドングリはこれから秋に向けてまた発注しようと思っているものの1つです。
Fringe Associationのレザーパウチは、主にヤーンカッターと長い綴じ針用です。リングも入っているけど、残り少ない。使い込んで段々いい色になってきました。
ニードルケースは、そう、これを作ろうと思ってサンプルを買ったのに、メーカーからウンともスンとも言ってこないのだ。断るなら断って欲しいのに。というわけで、結局私とトクコさんが使っているだけで終わってます。日本で似た様なものを作れる会社はあったのですが、レザーのパーツが付けられなくて。なかなか思い通りのものを作ってくれる会社ってありません。
ケース、とても気に入ってます。なんかウッドワーカーのツールケースっぽくていい。頑張ってメーカーを見つけたいと思います。
最後に、これは先日、下鴨神社の森の中で行われた古本市に出かけて行った相方が見つけて来たもの。すごく楽しいブックフェアだったらしく、大興奮でビデオなどを撮りまくってました。私は仕事が忙しくて行かれず、来年こそと心に誓っています。
いえね、この本。メッセージは伝わってきますよ。でもメンズって大きいから編むの大変なのだ。どうしようかなー。